都会の学生が山元町へ!?

ぼくは東京の大学に通っている学生です。男性。24歳。身長171cm。趣味は散歩。どこにでも居そうなただの若者が、東京から夜行バスと電車を乗り継ぎ山元町を訪問しました。

仙台駅で電車に乗るところまでの時間配分は完璧。けれど、電車の揺れが心地よくて、降りる駅を寝過ごすというという(笑)。なんとも、のほほ~んとした旅の始まりでした。そんな旅で、たった一回の訪問だけで。「あっ、この人達と仲間になりたいなぁ〜」と思える出逢いがあったので、その一部を綴っていきたいと思います。

宮城県亘理郡山元町は、仙台駅から電車で南へ40分ほどの場所にあります。実は、3.11で町の3分の1が流されてしまった場所でもあります。個人的に、被災地に赴くのは初めてでした。なので、背中をシャンと伸ばし、きちんとした情報を蓄えてから行きました。どこかしらに恐怖感というか、言いようのない感情があったのかもしれません。

午後から仕事旅行社さんのプログラムに参加する予定があり、それまで時間があったので1人で町を巡っていました。その際に役場の方にお会いし、3.11のこと、復興に向けての動き等々、聴かせていただきました。

話していく内に、その方の眼に、つるんと光るようなものが見えた瞬間が今でも頭から離れません。震災当時、ぼくは高校生で町の人々の気持ちまで理解しようとしたことはありませんでした。24歳になって、やっと、考え動くことのできる自分になることができました。

山元町で出会った”まちびと”

さて、1人での町巡りも終えて、仕事旅行社のプログラムへ。代表取締役の田中 翼さんからプランナーとしての極意を教えていただき、仕事旅行プランを立てました。仕事旅行とは、さまざまな仕事を知るきっかけを提供するツアーのことです。

プランを立てるために、実際にインタビューしたのはこの方々です。

◇一般社団法人ふらっとーほく
阿部 結悟さん
阿部 拓也さん

◇山元ミガキハウス
豊島 常吉さん

左:阿部 拓也さん、右:阿部 結悟さん

ふらっとーほくのダブル阿部さん(結悟さん、拓也さん)は、とても穏やかで寛大な方々でした。インタビューのはずなのに、お茶会になってしまう(笑)。そのあったかさがとってもよかったです。結悟さんはスクールカウンセラーとして、拓也さんは農学博士として地域に根差してる方々です。もちろん、他にもいろんなことをしてるので語りつくせませんが(笑)。

豊島常吉さん

山元ミガキハウスの豊島さんは、東京に居ながらしてゲストハウスを建ててしまう強者!リモートでゲストハウスを建てる人なんて他には居ませんよね(笑)。ボランティアで活動されてる方々等とともに、自分のやりたいことを純粋に追い求める姿に勇気付けられました。

山元町と東京を”つなぐ”旅路の始まり

最終日に、仕事旅行プランについての発表をしました。もっと時間をかけて考えたかったけど、一生懸命に考えました。そのプランを阿部さんたちも豊島さんも聞いてくれて、丁寧な感想もいただけました。

プラン発表風景 at 山元ミガキハウス

ぼく自身、これからも継続して山元町に関わり続けたいと思っています。その関わり方はまだ模索中だけど、東京でも一緒にゆるやかに活動していける方がいると嬉しいなぁと思っています。今のところは、大きく【教育】【農業】【食】あたりで何かできればと考えています。

ライター 橋本 雄太
想い実現家。いろんな人たちと想いを共有し、心から大切だと思うことを実現する生き方を続けています。”共育”という考え方が好きで、お互いに前を向きながら歩いていける関係性を大事にしています。

関連情報

山元ミガキハウス
住所:宮城県亘理郡山元町鷲足字南3-1
電話:050-3743-3043(10:00~18:00)
http://migaki-house.com/

一般社団法人ふらっとーほく
住所:宮城県亘理郡山元町真庭南新田1-1
電話:0223-31-0095
http://flatohoku.jp/

株式会社仕事旅行社
住所:東京都港区新橋5-1-3 新正堂第1ビル 5F
電話:03-6452-9414
https://www.shigoto-ryokou.com/