まちが一望できる高台の「坂元神社」は、山元町のさくらの名所。毎年秋になると、100年ほど前に植えられたソメイヨシノや、三春の滝さくらの挿し木苗から育ったシダレザクラで、境内が一気に春色に染まります。

4月には坂元地区をみこしが回る春祭りを開催。さくらがほころび始める頃に開催されるので、春を呼ぶお祭りとして親しまれています。

さらに7月には夏祭りも「坂元地区を子どもみこしが練り歩いて、境内では神楽や巫女舞、太鼓のステージを開催したりしてね。屋台が出たり花火も上がるから、子供たちは特に楽しみにしてるのよ」と話してくれたのは、宮司の鈴木さん。

お花見に春祭り、夏祭り。みんなに愛されてきた神社。

こうして地元のみんなとつながりを大切にしてきた「坂元神社」。「私が子どもの頃は満開の桜で空か見えないほどだったの。だからそろそろ桜の木の植え替えをして、その姿を復活させたいと思っていて」と鈴木さん。

さらにきれいな桜に囲まれた神社の姿が今から楽しみです。

関連情報

坂元神社
住所:宮城県亘理郡山元町坂元字町18
電話:0223-38-0450

坂元神社 春祭り

日程:4月第1日曜
坂元神社周辺地区をみこしが巡行。毎年さくらがほころび始める頃に開催されるので、春を呼ぶお祭りとして親しまれています。

坂元神社 夏祭り

日程:7月最終土曜
子どもみこしが坂元地区を練り歩き、境内では巫女舞や神楽、太鼓などが披露されます。最後にはささやかな花火の打ち上げも。